大人にはなるのは素晴らしい事

今日は成人式。

今は18歳で成人するとされているが、私の時は20歳で成人式だった。

成人式の日は晴れ着を着て市の会場ヘ行った記憶はあるが、自分がその日、大人になったという感覚はあまり記憶にない。

私が大人になったと思ったのは、高校を卒業して、大阪へ単身で寮付きの会社ヘ就職した時だと思う。早く独り立ちしたくて、家を出たくて一人で生きて生きたかった。

両親共私には優しく、何不自由なく育ててもらったけど、私にとって子供時代はとても窮屈だった。私が勝手にそう思っていたのかも知れないけれど、親がいなければ生きて行けない自分が辛かった。高校ヘ行かせてもらっている自分。働かなくても食べて行ける自分が何か辛かった。親に遠慮して、自分の本当に思っている事したい事が言えなかった弱い自分だったからだ。

18歳、私の新しい人生が始まる。

自由と責任がある。

未来への希望に満ちていた。

親も子供を育てるのは大変だけど、子供だって親に育てて貰っている間って、決して楽じゃない気がする。

泣いている知人の子供に「はやくおとなになりな、おとなはいいよ、自由だよ」って言った事がある。大人になると大変で辛い事ばかりあると思って欲しくなかった。自分で自分の人生に責任が持てるようになるから、自分の人生を自由に描く事が出来るんだ。苦労をいっぱいしても辛い事があっても、自分がその苦労や辛い事を選んだと思えたら頑張れる。

大人はいいよ。