この世界のどこかに私の文章がある

何気なく書いたブログがオススメに上がっていて、たくさんの人が読んで下さってびっくりしています。今まで誰かが偶然たまたま私のブログを眼にして星やコメントをいただいたりして、ささやかな勇気や力を与えていただきました。辛い事や悲しい事、誰にも言えない事をこのブログの中では自由に吐き出させて貰って本当に感謝しています。

初めて書いた日記は小4の時。

学校帰りに3人の女の子に校庭の端に呼び出されてカバンを地面に捨てられ中味が放り出されてしまいました。私はとっさにいつも意地悪をするボス的な女の子を殴って走って帰ったのです。家に帰っても怒りが込み上げて止まらなくて、でも親には言いたくなくて、その怒りはノートに書き殴りました。「○○のアホ、バカ、シネ、ワタシハユルサナイ等々」1ページ一杯に恨み言を書いたらスッキリしました。

その日から悲しい事、楽しい事、感動した事があれば書いて、中学生になって新しい日記帳も買って書きました。何冊もの日記帳が本棚を占領して、恥ずかしい事もいっぱい書きましたが、思春期のみずみずしい恋愛感情は読み返すと純粋に素敵だなと思いました。

4年前、引っ越しの際に全部捨てました。もし私が死んだり入院したりして、部屋に入られて誰かに見られるのは絶対に嫌だと思ったからです。

今でもそういうのはノートに書きなぐったりするけれど、一冊毎に捨てています。私の心のゴミ箱のような物はいらないと思ったからです。

引っ越しして部屋でひとりになった時、誰にも言えない心の中をブログに書き始めました。初めて公開のボタンを押す時は半端ない緊張感でした。誰も私の文章なんか読まないよな~と思うと同時に、それでもこの世界のどこかに密かに人知れず私の文章が確実にあるのだと私が生きている証があるのだと思うとワクワクもしました。

知らない誰かが私の文章を見付けて読んでもらえるなんて素敵ですね。自分の書いたブログも読み返すと酷い物もそれこそゴミ箱みたいな物もあるけれど、私がそうであるように、ふと眼に留まったブログの中からちょっとしたヒントが貰えたり、元気が出たり、共感したり、応援したくなったり、会った事もない人と繋がれるのは楽しいです。

皆様、これからもどうぞよろしくお願いいたします。