詩が書けた時

今週のお題「かける」

高校生の頃、よく詩を書いていた。

書こうと思わなくても勝手に次々言葉が浮かんで書ける。

桜の花弁がひらひら目の前に落ちるだけで

夜空の木々を見上げるだけで

自転車に乗ったクラスメイトの男子が振り返るだけで

苺を食べるだけで

詩が書けた。

分厚い日記帳いっぱい書きためたが

3年前の引っ越しの際に全部捨てた。

今また書きたくてもあんな風に書けない。

10代の繊細さ感受性と想像力はすごいな。

心を揺さぶられた時には言葉や文が勝手に湧いてきて詩や物語が書けた。

心が今より透明で世の中が新鮮に見えたのだろう。

さあ、心の鏡を磨こう。

書けるために。