昭和のマクドナルド

はじめてマクドナルドを食べた時の感動
ハンバーガーとマックシェイクとポテト
子供の私にとっては食べきれない量だったけどおいしくてカッコよくて

私はマクドナルドのニコニコ優しいお姉さんに憧れた。

高校生になって就職するまでの3ヶ月マクドナルドでアルバイトをした。

憧れの制服は当時水色のミニスカートに、紙で出来た帽子。
トレーニーと言って最初は白い帽子で、慣れて来たら青帽が貰える。
大学生の優しい先輩がいろいろ教えてくれた。
みんな仲良しで、店長が替わる時はコンパがあった。高校生は早く帰されたけどそれでも楽しかった。

アルバイトはマニュアルがきちんとあって厳しかった。

「スマイル&ハッスル」

ニコニコ笑って「いらっしゃいませ、どうぞ」
「どうぞメニューを御覧下さいませ」
と言うのが楽しかった。
時々来る外国の観光客には「メイアイヘルプユー?」なんて言ってカッコいいと感じてた。

小さな恋のメロディ」や「明日に架ける橋」とかがよく流れていた。

お金が欲しかったのではなくて、とにかくマクドナルドのお姉さんになりたかった。だけど要領の悪い私はなかなか青帽が貰えなかった。

最後の週の始めに、マネージャーから青帽を貰った。帽子の裏に手書きで「残り少ない時間を大切に」と書いてあった。
嬉しかった。

今のマクドナルドは制服も違うし、なんとなくマニュアルも違うっぽいなあ。

私の昭和のマクドナルドの思い出です。