吉野桜を見に行ってみた

水曜日の休みが取れて晴れたので吉野桜を観に行きました。

近鉄電車で京都から吉野まで朝7時40分の特急に乗り橿原神宮前で乗り換え吉野まで9時25分着。早起き体質ではないので朝食はサンドイッチとコンビニのコーヒーを買って電車の中で食べました。スマートホンからチケットレス特急券だけは前日に買えたのでよかったです。京都から橿原神宮前までは座席は空いていましたが橿原神宮前から吉野迄は平日なのに満席でした。

吉野駅を出て右手に観光案内所があって地図も置いてありました。桜のピンクのポストが可愛かったです。

私は歩き慣れていないので中千本辺りまで行って帰る事にしました。バスで中千本まで行くか、ロープウェイで吉野山駅迄行ってそこから歩くかなのですが、バスもそこそこ人がいっぱい乗って行くので昨日から胃の調子が良くなくて何となく気持ち悪くなりそうな気がしたのでロープウェイを選びました。10人程並んでいて今のシーズンは3分間隔で運行していました。切符の販売機前で「令和の500円玉は使えません」と係りの人が言ってました。450円です。

ロープウェイはほぼ鮨詰め状態ですが、すぐ着くので立っていてもしんどくはなかったです。唯、景色はイマイチ。

吉野山駅から鋪装された道沿いに土産物店等を見ながら坂道を上がって吉水神社の一目千本を観に行きました。一番綺麗と何かで読んでいたので期待し過ぎたのか確かに綺麗だけど思ったより感動が少なかった、ごめんなさい。

如意輪寺の枝垂れ桜も気になっていたので干しいもを売っているおじさんに「如意輪寺までどれくらいで行けますか?」と聞いたら「20分位、そこの道を左へ行ってここの丁度裏」って教えてくれた。その道を歩いて行くと五郎平茶屋というちょっとした高台があって桜も何本か綺麗に咲いていた。その先の道を登って行くらしい。人ひとり分の山道で結構急で子供は無理そうな感じでした。何人か登って行くので私も登って行くと綺麗な桜がある緑の高台に出ました。写真を撮ってから更に細い道が続くのですが、誰もそっちに行く人もなく、そこにたどり着くまでも結構キツかったので、諦めて元来た道を帰る事に。下りの方が怖いです。

取り敢えず休憩にお店に入って葛餅をいただきました。

全然やる気のないひとり遠足なので午後1時34分の特急券も既に買っているのもあり、ゆっくりのんびりお店を見ながら帰る事にしました。さっきの干しいもが気になっていたので買ったらさっきと違うおじさんがいて、ちりめん山椒や筍、蒟蒻、黒豆茶等いろいろ試食を薦められて美味しかったのでいっぱい買ってしまいました。その後、桜ソフトクリームを食べ、鮎の塩焼きを食べ、桜羊羹を買い、赤い大橋の側の無料休憩所のベンチに。何とそこからの景色は絶景でした。遠くの山桜と青い空、鳥の囀ずり、すぐそこにある桜の花、ここにしかない空気、風、匂い、音、日本の奈良の吉野山。30分位そこにいたかな。ずっとそこに居たい気持ちになる。下を見下ろすと七曲りの道が見える。桜の道。ゆっくりのんびり写真や動画を撮りながら下りました。自然はいいな、やっぱり癒される。胃の調子も良くなって来ました。来てよかった。帰りの電車も吉野から橿原神宮前までは満席。京都までは空いていました。柿の葉寿司とファミマのコーヒーで近鉄電車の特急を楽しみました。近鉄特急で半日帰り旅行でした。金峯山寺で御開帳されているらしかったけどそれも見ず、唯々桜と山と食べ物を楽しむだけでしたが充分楽しかったし自然に親しむ旅でした。ひとりっていうのもいいです。気を遣う事なく気ままに立ち止まったり物思いにふける事も出来るし。