最近は電子書籍が増えてきたせいか、町の書店が閉店したり、大型書店も縮小されて置いてある本の数が減って、その代わりに文房具や雑貨の陳列に代わっていたりする。
本はいつも私を助けてくれた。悩んだり行き詰まると本屋へ行って自分の心に響く本を買って読む。
スマホでググっても良いのだけれど、やっぱり何か違う気がする。
スマホで本の検索をしても出て来るし、試し読み出来る物もある。
だけど何か違う。
紙の本が良いとかいう感じでもない。
本屋さんでフラフラ当てもなく、検索とかじゃなく、行き当たりばったりに出会う本との廻り合い、棚から偶然に落ちて来た本に縁を感じたり、手に取ってその重さと読みやすさ、パラパラと捲って自由に後書きや中味をざっくり見たり、今話題の本やその書店の推しの本が一目で見渡せる感じが好き。
図書館も好きだけど、書店には新鮮さと活気がある。書店が売ろうとする意気込みで置いているのを感じる事が出来る。自分が手に取り選んだ新しい印刷されたばかりの本を買う時、新しい友人、相談出来る先輩が出来たのと同じような感覚で楽しい。
書店は本を書いた作者、ひとりの人との出会いの場。書店員は作者と買い手との橋渡しをしてくれている。
書店がこれ以上縮小していかない事を私個人としては願っている。
スマホでポチった方が早いのだろうけど、私はまだまだ書店で取り寄せて貰って、また取りに行くという面倒な買い方をしています。
