私は死にます

また父からの留守電、弱弱しい声で

「もう死にそうです。タクシー代出すから、会いたい。もう死にそうです…」

が繰り返されている。

ぶち切れた。

即効、今いたカフェから飛び出して、人通りの多い道を歩きながら電話をかけ

「私はもう死にます。もうすぐ死ぬから、好きなことして死ぬから!」

周りの人は聞こえてるのかどーかはわからんけど、いつもの人通り。

最近外国人のほうが増えてるから何言ってんのかわからんのやろ。

「何で死ぬの?」

「お父さんが、死ぬ死ぬって言うからもういやになったんや!

そやし私がお父さんより先に死のうと思って。

もう死ぬしさよなら」

「お金のこととか…夜中でもいいし…」

なんか言ってるけど

「関係ない!もう仕事5分前やし切るわ!」

介護の人やデイサービスの人はやさしいんや。

だから家族にもそれを求めてる気がする。

ケアマネージャーとか言う人からよく電話があって

「お父様、精神的に不安があるようで毎日のようにお医者さんを呼ばれたり、私に電話されたりします。お話を聞いてあげてください」

それは昔からで、父はしつこいんです。ただや思てあんたらを利用してるだけ何や。

そしてそれ迷惑なんやろ?って心で思った。

もうケアマネージャーの電話も父の電話もストレスです。

スマホの父の電話帳を「サギシの〇〇〇」にかえてみた。

かかってくるたび、ちょっと笑えるかも…

それと「私は死にます」って言ったら、がんになったり死ぬような病気になっても

いいような気がしてちょっと、怖くなくなった。

ちょっとすっきりした。

まだまd戦いは続く???